疲れたからちょっと無職になってみた

明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?

ADHDやアスペルガーの視覚過敏者が旅行で強く望む3つのこと

 

アスペルガーやADHDに代表される発達障害以外にも「聴覚過敏」「視覚過敏」で人知れず悩み、苦しんでいる人は世に知られていないだけでとても多いという。
 
発達障害[ADHDやアスペルガー]の特性によって、聴覚過敏や視覚過敏・嗅覚過敏や触覚過敏などの過敏に悩む生徒はうちの生徒の中にも少なくはありません。もちろん個人差はありますので日常生活に支障が出るほどのケースと、そこまでではないケースなどの違いはあります。
 
 
間もなく大型連休、とくに『アスペルガーの受身型×ADHD』の特性を強く持ち、聴覚過敏・視覚過敏があると…

 

 
  • 旅行を楽しむことなどできない
  • ただただ苦しい
  • 同行者と険悪になる
  • 同行者と旅先で別行動 → 険悪なまま、縁が絶たれる
 
といったことが「ふつうにある」「何度もあった」と生徒達が実体験として教えてくれました。
 
どのくらい苦しいのかをADHDとアスペルガー受身型を併せ持つ生徒が、ツイッターで見つけたというくーやさんという漫画家の方が描かれたイラストを用いて教えてくれました。
 
 
 
 
 

視覚過敏と聴覚過敏がよくわかる2ページの漫画

 
「ワタシの苦しみはこのままです、全2ページなので読んでください」
 

 

※こちらのくーやさんはADHDとのこと
 
 
 
「これは確かにしんどいね……」
 
「連休の旅行先は、看板や街の角々に貼られたパスタ―や呼び込み、旅行客の話し声など挙げきれないほどの『視覚・聴覚』の苦しみが、いつまでも引かない波のように怒涛に押し寄せてきます」
 
「ひとり旅なら自分の(脳の)疲弊で自分の好きなように休息をとることができますが、家族や恋人や友達…同行者のいる旅行はそれに輪を幾重にもかけて苦痛です」
 
「うん」
 
 
  • ふつうの人は1時間でも2時間でも旅先で"つづけて"観光ができる
  • でも自分は15分歩くと、聴覚や視覚への攻撃に疲弊し1~2時間の『ひとりになれる休憩』が必要になる
  • それで一時的に落ちついたとしても、30分も経たないうちに再び、聴覚や視覚への攻撃に疲弊し1~2時間の『ひとりになれる休憩』が必要になる
 
 
「こんなことを繰り返していたら……同行者はキレますよね」
「まぁ…そうだね。理解されるのはすごく難しいね」
 
「同行者はどんどん不機嫌になるし、ワタシの脳は疲弊しきっていて(同行者に対して)申し訳ない気持ちはあるけど…それに対して適切に謝ることができません。自分を支えることが精いっぱいで…とにかく疲弊しきっているので、さらに険悪になります」
 
 
 
 
 

視覚過敏が強いADHD/アスペルガーの受身型の旅行が苦しい4つの理由

 
以下に挙げる例はあくまでも弊レッスンを受講していた(いる)当事者である生徒達の声です。
 
  1. 家族・友人・恋人など同行者のいる旅行は、正直すごくしんどい
  2. 楽しんでないように見えるみたいで「楽しくないの?」「疲れてるの?」「どうしたの?」と聞かれても、「うん」とは言いづらい。旅行が楽しくないわけではなく、旅行を楽しむ余裕がないだけ
  3. 観光シーズンの旅行は視覚情報――目に飛び込んでくる文字や文章・看板やポスターに書かれた文字や色、看板の光。見慣れない店名や駅名その他――があまりにも多すぎて、苦し過ぎるため本音を言えば避けたい
  4. 国内旅行でもコレ(上記列挙内容)なので、海外旅行なんて…生死にかかわる拷問です
 
 
「これを少しでも和らげる方法ってあるの?」
「このサイトを見てください」
 
 
 
「ここに書かれてあることをすべてクリアしたとして、どのくらい和らぐの?」
「…(視覚過敏や発達障害に理解のある同行者との旅行だとして)うまくいって1/3程度でしょうか」

 
「わー少ないね」
「付き合ったばかりの彼氏や彼女との旅行、一緒に旅行をするのが初めての友達の場合は気もつかいますから…。ん…気をつかわなければ申し訳ないという思いもありますから、ほんと気持ち程度に和らぐくらいですね」

 
「そっか」
「でも何も対策しないよりはマシなんですよ、ほんのわずかでもマシです。でも一番助かるのは――」

 
  • (サイトに記載された対応策をとった前提で)
  • 完全に1人きりになれる時間を、脳が疲弊を感じるたびに何度もとらせてほしい
  • 場所の希望を言えるなら、カフェなどでの休憩ではなく、旅行先のホテルの部屋などで1人きりで『休息』させてほしい
  • 休息は脳が疲弊を感じるたびにもらいたい
  • 1~2時間の休息→15~30分程度の観光→1~2時間の休息が必要になる、といったことはふつうにある、珍しいことではないということを知ってほしい
 
 
 
 
 

発達障害×視覚過敏者の「旅行」に対する本音

 
「大変だね、当事者も同行者も…」
「はい。だから本音を言わせてもらうなら」
 
「うん?」
「誰かと旅行なんてしたくないです。国内旅行でも嫌、海外旅行ならなおさら嫌。誰かとの旅行なんて「ね!」って言われてるようなものです」
 
 
「うわ…でも確かにそうなるか…」
旅行ならひとり旅で十分です。何度休息をとっても、視覚情報を遮る武装をどれだけしても誰にもなにも言われませんから」
 
 
「そうなっちゃうよね」
「誰かと旅行をして関係が深まったことは一度もないです。誰かとの旅行で楽しかった、また一緒にいきたい! と思ったことは人生でたった一度もありません。関係が悪化、絶縁したことなら何度もあります。去年だけで2人の女友達と関係が壊れました。もう連絡もとっていません」
 
 
「そっかぁ…」
「彼氏ができて…関係を悪化させたくない大切にしたい恋だから、旅行に誘われても断りつづけました。そしたらまた振られました(笑)」
 
 
 
 
 

視覚過敏のある発達障害者が旅行で強く望む3つのこと

 
視覚過敏が強いADHD/アスペルガーの受身型の生徒達およそ20名にヒアリングを行いました。本当はひとり旅以外はしたくないけれど、同行者のいる旅行をしなければならなくなったとして、もっとも望むことを教えてください。
 
 
 
↑上記サイトに書かれている対策をした前提で、もっとも望むことは
 
  • 完全に1人きりになれる時間を、宿泊室の部屋で、何度でも休息としてとらせてほしい ※さらに単独行動が(何度も)組み込まれた自由度の高い旅行だと助かります
  • 観光中などに「あれ見て!」「これ可愛い!」「あっちに××があるって!」などと話しかけないでほしい ※ただでさえ苦しいのに更に視覚情報が増えて、脳が完全にパンクしてしまう
  • その場から逃げ出したくて(相手を置いて)早歩きしてしまうことがあったり、逆にあまりの苦しさで立ち止まって動けなくなったり、ふらついたりします。そのことを少しでも理解してもらえたら嬉しいです