大人の発達障害とカサンドラ症候群と

大人の発達障害とカサンドラ症候群に本当に必要なもの

カサンドラ症候群にならないための5つの工夫[その5・スルー上手な人達の力をかりる]

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今回を含め全5話にまとめてきた、カサンドラ症候群にならないための5つの工夫はカサンドラ症候群を「発症させてしまった人」
 
更に孤独を深め、症状を深刻化させないためのコツでもあり
カサンドラ症候群を改善していくために辿りたい道でもあります。

 

 
 
アスペルガーの元夫とは、およそ10年も一緒にいたのにカサンドラ症候群が未満・未遂で済みました。ADHDの元スタッフとは半年程度しか一緒に働いていないのに強くカサンドラ症候群を発症しました。※完治まで数年を要しました
 
そこには明確な5つの違いがありました。

 カサンドラ症候群にならないための5つの工夫[その5]スタート。

 
 
 
 
 

カサンドラ症候群の深刻度 5つのチェック

 
「この得体のしれない苦しみの正体はなんなのか」と答えを探し求めている最中や、カサンドラ症候群を発症させている真っ只中、カサンドラ症候群や発達障害と向き合っている渦中に――とってしまいがちな行動は
 
 
  1. 四六時中、発達障害のことを考えてしまっている
  2. 気がつくと発達障害(ADHD/アスペルガー)について調べている
  3. SNSやブログなどで発達障害当事者の意見・つぶやきを見てしまう
  4. SNSやブログなどで「発達障害に理解を示せetc,,,」と書かれた意見やつぶやきを見て腹を立てたり、さみしい気持ちになってしまう
  5. SNSやブログなどで交流する相手も(直接的交流はなくても読んでいる・読まれている、いいねを押しあう関係なども交流とする)自分と似た、カサンドラ症候群に苦しむ人達が多い
 
 
など、自覚の有無/意識の有無を問わず「ADHDやアスペルガーなどの発達障害・カサンドラ症候群」に直接的・間接的に触れる日常を"多く"送ってしまうことです。
 
 
実はこれ、私自身もそうでした。そしてこの部分は主治医やカウンセラーからとくに心配されたり、優しく指摘をうけていたところでもあります。
 
 
考えたくない! という気持ちがあるのに調べてしまっていました。当事者達や支援者達の「理解してほしい」「理解すべき」という意見を読むたびに胸をかきむしりたくなる苦しさやフラッシュバックに襲われるのに、また読んでしまう。
 
「理解してほしいのは(カサンドラ症候群を発症させた)こっちだよ!」と声を上げたい、心は悲鳴を上げている。たとえ声を張り上げても、私を苦しめた相手には言葉の表層面しか伝わらない。思いのすべてとは言わないけど、思いの半分すらもありのままには伝わらない。
 
だからSNSやブログなどで同じ気持ちを持っている人を探してしまう。でもそうなるとやっぱり気づくと、調べてしまっている、考えてしまう。
 
 
「ADHDやアスペルガーなどの発達障害という渦の輪の中」で、四六時中、ぐるぐるぐるぐると渦の強い回転に振り回されている自分に気づいた時に、これではいけない! とハッとしました。"私は苦しがっている"とようやく冷静になることができました。
 
 
 
 
 

境界線をひかないと、医者でもプロでも心は壊れる

 
精神科の医者は精神を病むことが多い、という話を聞いたことのある人も少なくないと思います。お医者さんって冷たい・無機質……と思ったことのある人も多いかと思います。
 
医者をやっている友人達やかつての恋人・アスペルガーである元夫の母――がよくこのように言っていました。
 
 
――(情けをもって)肩入れすると、患者さんや患者さんのご家族の感情をわかり過ぎてしまう。同じ感情を持ってしまうと、医師でありながら心が弱くなってしまう。
 
期待や依存を抱かせてしまっても医者はそれに応えられず、結果的に可哀想なことにさせてしまう。
 
だからきっちりと境界線を持って、線引きした関係でいなければならない。それができない医者は精神のバランスを崩す。優し過ぎると心は壊れるんだ――と。
 
 
 
 
 

発達障害と「無関係」「無縁」の人達と話すことの重要さ

 
アスペルガーやADHDなどの発達障害、カサンドラ症候群に「触れない・考えない・情報を入れない時間を持つこと」はカサンドラ症候群を発症させないため、カサンドラ症候群を改善していく過程において非常に重要なステップです。
 
 
けれど、カサンドラ症候群を発症させてしまう人って何度も書いているように基本的に真面目で、現状を打破しよう・戦おうとしてしまう人達です。
 
だから「触れない・考えない・情報を入れない時間を持つこと」が重要だと分かっていても、愚痴や弱音を吐くために広げたSNSで、他の誰かの愚痴や弱音にあてられて精神的疲労をさらに蓄積していく……という渦に巻き込まれがちです。
 
 
その渦から抜け出すには、発達障害関連と「無関係」「無縁」の人達と話す機会を設けることです。
 
同じ痛みをわかってくれる同士の存在――カサンドラ仲間――は貴重です。すごく大切です。でも同じくらい、そういったこととはまったく無縁の人達との交流も重要です。なんだったらその時間・そういう交流を多く持てた人から改善が早いです。
 
 
カサンドラ仲間との交流は痛みに寄り添ってくれるし、なにより痛みを分かってくれるから居心地はいいです。「そうそうそう! 分かるよー!」って言われる安心感はなによりも心の救いです。
 
 

 けれど、カサンドラ仲間の身の回りには、その人がカサンドラ症候群を発症するに至ったどなたかがいますよね? だから、やっぱりお互いに少しずつ発言に気をつかい、完全なる自然体でいることは難しいです。

 
 
カサンドラさんは別名『SUPER気づかいさん』ですから。自分も病んでるのに気づかってる場合じゃないんですよっ!!←過去の私にも言ってます
 
 
カサンドラ症候群や発達障害とは無縁の輪の中で、なんらそっち方面の話題が出ない「本当に本当に自然体でいられる交流・交流の時間」を持つことの重要さを、私は声高に叫びたいです。
 
 

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聞き上手で無視上手な「接客のプロ」との交流はココロの薬

 
当時の私の場合、それは「美容室で美容師さんと話すこと」と「整体サロンで整体師さん」と話すことなど、一般的に『聞き上手で無視上手な人が多い』とされているサロン系に通うことでした。※勿論、空気を読まずにベラベラと話しかけてくるような施術者はそもそもNOですけど!
 
 
ポイントは、聞き上手なだけではなく『無視上手』『スルー上手』です。
 
美容室の担当さんや整体師さん曰く「あの頃のアンちゃんは、発達障害のことを話したがってた。でもそれが苦しさの原因だとも言ってたから、アンちゃんがその話をしはじめたらスルーしてたよ。そしたらアンちゃんはそれに気づいて自分で話題をかえてたから」だそうです。

 
無自覚・無意識って本当に怖いですね。
 
その話題から遠のきたいと思っているし、それについて考えたくない・苦しいって思っている自覚はあるのに無自覚にその話をしたがっていたなんて。
 
きっと「なんすかそれ?!」「どういうこと?!」「大変じゃないですか!」って言われたかったんだと思います、あの頃の私は。共感されることをどこかで強く求めていたんだと思います。
 
 
もちろん、納得いくまで調べ尽くすことは大切だと思います。だとしたら、それと同じくらい時間をかけて「無縁・無関係」でいる時間を持ってほしいです。
 
そして「あれ……? 調べれば調べるほど苦しいかもしれない……」って気がついたらその時は、発達障害やカサンドラ症候群と無縁・無関係な人達との交流を強い意識を持って積極的にとってほしいと願います。
 
 

自律神経失調チェック

 
余談ですがカサンドラ症候群の人達は自律神経のバランスを崩している可能性がとても高いです。自律神経失調症ってよく聞くけど、そんなにやばいの……? ただ心が疲弊しているだけでは……? って思うかもしれませんが、わりと真剣にやばいです。まずふつうの日常を送ることが困難になります。
 
 
大丈夫? 自律神経失調症チェック
 
 
カサンドラ症候群改善中に整体に通っていたのは、自室神経の乱れ・くずれを改善させる必要があると担当のお医者様に言われたからです。「対処療法だけでは無理・限界」と言われたからです。
 
 
 
 
 

カサンドラ症候群の深刻度チェック

 
アスペルガーやADHDに代表される、大人の発達障害について調べれば調べるほど、私はカサンドラ症候群の症状を深めてしまいました。なぜなら
 
  • 「障害があるからできなかっただけなのに、私は怒ってしまった」
  • 「あの行動はさぼっていたわけじゃなく、自分を落ち着かせてただけだったんだ。それなのに私はさぼってる! って決めつけて冷たい態度をとってしまった」
 
などと、ADHDやアスペルガーの特性ゆえの言動の答えを知るたびに、私は私を強く責めてしまったからです。
 
 
反省はいいけど、過分に自分を責めるのは違うよ。渦中にいる時は反省なんてできないよ。渦の流れの中でもがいているだけなのは反省なんかじゃない。
 
 
↑は、↓下記の記事【夫がADHD・後輩や部下が発達障害かもしれない…】の中に出てきた、私がカサンドラであることにいち早く気づいてくれた友人からかけられた言葉です。
 
 
 
  • アスペルガーやADHDについて調べれば調べるほど、苦しい。
  • 同じ苦しみを知るカサンドラ症候群の人達との直接的・間接的交流後、心が晴れるよりもやりきれない思いやつらさ、しんどさを感じるようになってきた。
  • 気がつくと、頭の中でずっとフラッシュバックが起こっている。ずっと発達障害について考えている。
  • 頭の中で相手を罵っている自分がいる。
  • 風邪ではないのに発熱がある、熱が続いている。※心因性発熱の可能性
 
 
これらのような現象に気がついたら、調べない・見ない・考えない時間を増やす。「無縁・無関係の人達」との交流を意図的に増やしてほしいです。
 
 
カサンドラ症候群にならないための5つの工夫は、カサンドラ症候群になってしまって、改善への道を辿る過程にもあてはまります。
 
もちろん、自己判断やネット情報(私のこちらのブログも当然のこと!)を鵜のみにしすぎることなく、事態が深刻であるなら専門の治療をうけてください。
 
 
 
 
 

カサンドラ症候群にならないための5つの工夫

 
 
 
ひとりで苦しまないでほしいと思います。
でも、「自分を制する」のはひとりでできることの1つでもあります。
頑張るには休息だって必要です。脱するためには気力も体力も必要です。