疲れたからちょっと無職になってみた

明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?

カサンドラ症候群にならないための5つの工夫[その3・ひとり時間の確保~成功&副産物バージョン]

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アスペルガーの元夫とは、およそ10年も一緒にいたのにカサンドラ症候群が未満・未遂で済みました。ADHDの元スタッフとは半年程度しか一緒に働いていないのに強くカサンドラ症候群を発症しました。※完治まで数年を要しました
 
そこには明確な5つの違いがありました。
カサンドラ症候群にならないための5つの工夫[その3]スタート。

 

 
 

主語を替えて、ひとり時間をつくろう~カサンドラ症候群にならないために

 
――どうにかして彼から離れて、"ひとりきりになれる時間を確保したい"。ひとりきりの時間をもたないと、本当に逃げたくなってしまう。
 
との思いから様々な作戦を思いつき実行に移すも上手くいかなかったことは[失敗バージョン]の中で、すでに書いた通りです。
 
 
 
元夫の執着と呼んでも過言ではない異常な愛情から、逃げたい一心でしたが、ある日ふと気がつきました。
 
  • 私が遠のこうとするから、追いかけてくる。
  • 私が逃げようとするから、追いかけてくる。
  • 私が距離をあけようとするから、詰めようとしてくる。
 
 
そうだ! 「男と女は、逃げれば追う・追えば逃げる」が全国共通恋の定義。彼が、なんらかの理由で私と距離をおく必要がある状況になればいいんじゃないか。

 
  • 私が、理由をつけて彼(元夫)と距離をとろうとする……×
  • 彼がなんらかの理由で私に頻繁に会いにこられない状況をつくる……
 
 
 
苦しい時って「自分を中心」にモノを考えてしまいます。自分が主語になってしまいます。そんな時こそ「相手を主語」にして考えるように視野を広げてみれば、もう諦めるしかないのかも……受け入れるしかないのかも……という最悪の事態に一筋の光が差しました。
 
 
 
 

彼がハマっていたもの・彼の習慣になっていたものを洗い出す

 
必ずヒントと答えがあるはず。
焦るな、焦る必要はない。落ち着け、落ち着いて洗いだせ。
 
今の彼がこれだけ私に執着している(時間と労力・興味のすべてを私に注いでいる)ということは、私に出会うまでは自分の為に使っていた時間や労力を犠牲にしているはず。
 
彼が自分の為に使っていた時間や労力ってなに……? 
 
思いだせ、思いだせ。頑張れ私、思いだせ! 過去の会話、交際前や交際当初の彼の会話にヒントがあるはず。思いだすんだ~~!!!!! 
 
 
  • そういえば……会社のフットサルチームに入っていたと言ってた。
  • そういえば……同期や先輩と徹夜マージャンするのが楽しかったと言ってた。
  • そういえば……社会人草野球のチームにも所属してたと言ってた。
 
 
私と付き合ってからは、これ、やってないじゃん! なんで? なんでやってないの? もしももう1度、これらに執着のいちぶでも向けることができれば……週に数時間は、私のひとり時間が手に入るかもしれない! 
 
 
 
 
 

適度な距離感と自立時間の確保

 
「フットサル、もうやらなくなったの? またやればいいじゃん」なんて言ったらきっと怪しまれてしまう。数々の失敗により、彼も敏感になっているだろう。甘え上手なモテる女子ならどう言うだろう……? そうだ、きっとこんなふうに言うんじゃないかしら?
 
 
「フットサルとか草野球の応援、行きたかったなー
|・‘ω・) どや? どや? どうだどうだ?
 
 
「フットサルか……なんでまた急に?」
 
 
「ワールドカップを見てると、選手の彼女とか奥さんが応援してる姿が映るじゃんか。あれ、いいなーって思ったんだよねー
|・‘ω・) どや? どや? どうだどうだ?
 
 
「ふーん」
 
 
ふーんってなにさ。ふーんってなによ。ああ! こんな時にモテ子なら……甘え上手なキラキラ女子だったなら……「応援したいんだぉ」「お弁当持って応援したいんだぉ」とか言って、乗っかかったりして(?)肉弾戦で(?)仕留めるんだろうけど、できないできないできないー! そんなことはーできないー!
 
――しかし、神と女神と仏様は甘えベタな私の味方をしてくれた。
 

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翌日の仕事帰りに彼は、フットサルチームのユニフォームや専用の靴、長い靴下を一式持って我が家に現れた。やったぜーー!!!!! これでひとりきりの時間ができるぜーー!!!!!
 
 
「これ置いておいてもらってもいい?」
「いいに決まってんじゃんかぁ」←嬉しい
 
「さっそく今週末から練習に参加するから、一緒に行こう」
「なんでや?!」←キレ気味
 
「だって応援に来たいって言ってたでしょ」
「試合の応援じゃんか、なに言ってんだよ」←キレてる
 
 
訝しがられない程度にキレながら、しばらくフットサルから遠のいていたあなたのヘタッピな姿を見てしまうと恋がさめてしまう。応援するなら「強い彼」「活躍してる彼」「得点王の彼」の彼女として、鼻高々で応援したいのだ。女とはそういうものなのだ。ワールドカップでもカメラに抜かれていた選手の彼女や妻は、彼や夫が得点を決めた時なんかに映ってた! と必死で説得。必死の説得。
 
 
「うちのチーム、わりと本気でやってるから月に2回は練習に時間割くよ?」
 
「月に2回……」
 
 
 だけかよ! と言いたい気持ちをぐっと押さえる。敵は逃げれば追ってくるから、クールにいこう、クールにだ!
 
 
 
「練習の後、そのまま皆で飯食ったり飲んだりすることもあるから、アンジのこと1人にしちゃう時間が増えるかもしれない……さみしくさせると思う……」
 
 
 なんですって! 練習の後に飲み会をするですって? キャッホーイ! 踊り出したい気持ちをぐっと押さえて、クールにクールにクールにだ!
 
 
 
「男同士のそういう付き合いってわりと憧れる。一緒に汗流して、一緒に乾杯してってかっこいいと思う。それに……出会った時より正直ちょっとお肉がついてきたじゃん、顎まわりとお腹まわり。そのお肉、落としてほしかったんだ実は……中年のおじさんみたいでイヤだなって思ってた
 
 
 
 後々に聞いたところによると、物ごころついた頃から長きに渡って外見を誉めそやされてきた彼にとって「中年のおじさんみたい」と言われたのは、そうとう堪えたらしく、副産物がやってきた。
 
 
終業後に私の家に立ち寄るのは相変わらずでしたが、1時間のランニングを開始という嬉しいオマケがついてきたのです。
 
 
結果的にスポーツの楽しさを思いだした彼(元夫)は、草野球も復活させ、フットサルによって交流が活発になった同僚・先輩達との徹夜マージャンも月に1度復活させました。
 
そうして私は"ひとり時間の確保に成功"したのです。
 
 
 
 
 

カサンドラ症候群かも?と思ったら/カサンドラを進行させないために

 
発達障害当事者の方からすれば、そんな風に遠ざけられるのは悲しい……そんな風に無理くりに距離や時間をとらないと相手を疲れさせる存在なのか、自分は……と思われるかもしれません。
 
誤解を恐れず言うならば「そうです、そのとおりです」。
でもそれは発達障害を持たない人同士の関係でも同じです。

 
適度な距離感を持たず、お互いに自立した時間を持たない2人はいつしか「共依存」となり、互いに苦しみ憎み合うこともあるのに離れられないという、悪しき状況を生みます。
 
 
療育・治療・トレーニングを受けていない発達障害者と向き合う、発達障害を持たない者の精神的負担と肉体的負担は少なく見積もって3倍です。その負担はあまりに大きいのです。
 
ですから息抜き、疲労抜きを定期的にしなければ、確実に心身が壊れてしまいます。そうなると家族や身近な人に発達障害者がいる場合は、間違いなく共倒れになってしまいます
 
だからお互いの為に、適度な距離感と自立した時間が絶対に必要なのです。それがカサンドラ症候群にならないコツであり、ともに生きていく為に欠かすことのできない「呼吸」だと思います。
 
 
 
 療育・デイケア・職業訓練校・治療やトレーニングetc,,, 発達障害者を取り巻く環境は目を見張る速さで変わってきています。それら支援の手は、掴めるなら掴んでください。
 

一昨日、弊トレーニングを受けていたADHDの特性を強く持つ40代の生徒が、鼻先を赤くしてぽつりと言いました。
 
 
 たった4ヶ月のトレーニングでこんなにも生きやすくなって、自分ではどうにも無理だと諦めてたことに1つ1つアドバイスがもらえるなら、もっと早く治療したかった。
 
 5年前にトレーニングの存在を知った時に、迷ってないでトレーニングをさっさと受ければよかった。そしたら結婚できたかもしれないし、親にも孫を見せてあげられたかもしれないのに――。
 
 
 
カサンドラ症候群を発症させてしまう人は、先を見越して、先回りをして(発達障害を持った人が大変な目に遭わずに済むよう、優しさで)先手を打ってあげるところがあります。
 
でもそれをすればするほど、当人から自立する機会を奪い、自分からも「息抜き」「疲労回復」のために必要な時間を奪います。私もそうでした。そうしてカサンドラ症候群に苦しみました。
 
 
ひとり時間、確保できていますか? 息抜き、呼吸、してますか?