疲れたからちょっと無職になってみた

明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?

ADHD+攻撃性アスペルガーの学校生活・職場での人間関係・恋愛トラブル

 

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「ADHD」と診断がおりても、いわゆるADHDらしい共通特性もあれば、アスペルガーの要素が加わっていたり育成環境などによる違いもある3人の例を、前回の記事
では簡単に挙げました。

www.shitara-anji.com

 
 
今回は彼女達3名が前職でつまづいた様々な出来事や、起こしがちだった人間関係のトラブルを例に挙げ、問題解決の糸口やヒントとなるようしっかりと書いていきたいと思います。

 

 
まずは前回の振り返りとして、3名の女性の一覧の一部を再掲載いたします。
 

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ADHD+攻撃性タイプのアスペルガーと職場・人間関係・転職

 
上記3名の中でもっとも人間関係のトラブルが多かったのは、ADHDと攻撃性の強いタイプのアスペルガーの甲本さん。※以下敬称略――具体的にどういったトラブルが多いかというと[甲本の常識]……通称・甲本の物差しで他者をはかり
 
 
  • 自分自身は常識があり賢明である [自分が基準値]
  • あの人はおかしい!
  • あいつは間違ってる!
  • あなたは非常識だ、無礼だ!
  • ~ができないなんて考えられない! 
  • ~をしないなんておかしい、どうにかしてほしい!
  • ~に違いない → ~のはず → ~だ! → 許せない![思い込み発展形]
 
と、常にイライラが沸騰して(勝手に)ストレスを溜めこんでいる状態。自分をイライラさせる相手の動向を常に監視しているため、自分の業務は疎かになり、それを指摘されると……いよいよ爆発。
 
 
……溜まりに溜まった(勝手に溜めこんだ)甲本物差し判断による非常識・無礼の数々や文句・指摘・怒りを相手に直接ぶつける。【注】本人にこそっと告げるのではなく、たとえば朝礼や定例会議、職務中など時と場合はさほど関係なく「感情が爆発したら抑えられない」らしくその勢いのままにぶつける。


……相手が上司だろうと先輩だろうと立場は関係なく、あくまでも甲本物差しによる判断が基準。
 
……①により改善が見込めない場合は、勤務先のトップ(社長・会長)にまで直談判。社長・会長の自宅まで――甲本物差し判断による上司や先輩などの悪行をリストにまとめた資料を持参――押しかけたことも2度あり。※それぞれ異なる勤務先

 
……結果的に甲本が他営業所に異動させられたり、ファイリングくらいしか業務のない部署に異動させられたり……やんわりと"辞めてもらいたい"という雇い主側の意図が感じられる扱いを受けるも
 
「自分は絶対に間違っていないのになぜこのような扱いを受けるのか」と理解に苦しみ、この会社の発展は見込めないと退職するケースが圧倒的に多かった。 ※私が知る限り転職回数7回のうち5回は①~④に相応。
 
 
 
 

嗅覚過敏「嫌いなにおい」「好きなにおい」が極端

 
甲本は「におい」に非常にうるさい一面がありました。上記に挙げたとおり、どの職場でも多くの人に自分物差しで牙をむく甲本でしたが、「あんなにおいをまき散らしているなんてどうかしてる!」とヒステリーになっていることも多くありました。
 
 
当時、道を歩けばその香水をまとった女性とすれ違う……と言われるくらいに大流行した香りをボロクソにこき下ろしたり
 
こちらも若い女性達のあいだで流行ったヘアフレグランス(髪にふきかける良い香り)も同様にこきおろし、挙句……そのメーカーにクレームの電話を入れる始末。
 
前述した香水に至っては私も愛用していたため――
 
 
 1.私も使ってるんだけど、私のことも否定してるってことよね? 多くの女性がそれを愛用し、又その香りを好ましいとする男性も多いから流行っている香水。
 
 2.それはつまり……あなたのいつもの口調を借りて言うなれば、あなたの鼻の方が非常識で間違ってておかしい。どうかしてる、考えられない。ってことになるんだけれど
 
 3.それに対して異論や反論はある? 感情的ではなく理性的に答えてちょうだい。私が納得できるように。

 
 
――と言ったら泣きだし(笑)以降、その香水に対してはなんら文句を言わなくなりました。もちろんこの当時、私は発達障害の存在を知らず、甲本にその傾向があるとも知りません。
 
子どもの頃からの甲本を知っているので『ずいぶんと歳の離れた気性が荒く異常に細かい妹』の面倒を見ている――くらいの感覚で、つかず離れず付き合っていました。
 
 
このにおい問題については、その後、発達障害によくある特定の『過敏』『鈍麻』によるものだと知ることになります。この過敏あるあるに対しては「足立さんは聴覚過敏」「篠原さんは嗅覚鈍麻」「元夫は感覚過敏」が顕著でしたし、うちの生徒達の多くになんらかの過敏や鈍麻があります。
 
 
元夫の感覚過敏と同じタイプの人とこれまで出会ったことがないので、珍しい例としていつかお話ししますが、ひとまず甲本の話に戻ります。
 
 
 
 
 

ADHD+攻撃性タイプのアスペルガーと学校・トラブル・引きこもり

 
甲本は私の知る限り、人間関係でつまづき引きこもって廃人化していたことが2度ありました。1度目は大学に入って数か月経った頃でした。
 
大学まで一貫性の「女子」中学・高校だった甲本は
 
  • 「キラキラした女性とは馬が合わない」
  • 「馬鹿が多くて話にならない」
  • 「もう我慢ができない」と男女共学の大学に入りました。
 
このあたりの詳細は甲本の母親と姉から聞いたもので、甲本から直接聞いたわけではありません。しかし、そうしてまで入った大学を数か月でドロップアウトしたのは
 
  • キラキラした馬鹿女達が発する「嫌いなにおい」と
  • それに群がるキラキラした女を好む馬鹿な男達と
  • その男達がつけている香水や整髪料のにおいに我慢がならなかった
  • 上辺か本音か分からないその場限りの会話に入っていけないストレス
 
が爆発したためだと、のちに甲本自身から聞きました。口調こそいつもの通り刺々しく「自分は正しく、相手を見下したもの」でしたが、自分を肯定してくれる人がいない寂しさと、輪の中にどうしても入っていけない疎外感に耐えられなかったのだろうと思います。
 
引きこもりの期間に甲本は「このまま人生を終わらせるか生まれ変わるか」を自分に問い続け最終的に「生まれ変わりたい」と体の一部に大きなタトゥを入れています。
 
生まれ変わる=なぜタトゥになるのか、私には到底分からないことですけれども、自分の目に見える範囲を大きく変えることで「昨日までとは違う自分になれた」という揺らがぬ事実や確信を得たかったのかな……と思っています。
 
 
 
 
 

ADHD+攻撃性タイプのアスペルガーの恋愛傾向

 
甲本の恋愛の途中経過と末期のほとんどを知っています。恋愛にあえて上手い・下手を設けるとすれば甲本は恋愛が「ド下手」でした。毎回いつも相手の男性の――誰がどうみても怪しい発言を信じすぎて利用され、お金も時間も心も捧げるというパターンの繰り返し。
 
当たり構わずまき散らす、あの攻撃力はどこへ行ったのかと探し回りたくなるほど『攻撃力は0』になります。
 
甲本の学生時代の話の中でも少々触れましたように、甲本は同世代の日本人男性が殊のほか苦手でしたので、恋人は毎回15歳前後も年の離れたいわゆる「中年男性」でした。
 
こんな言い方もあれですがいずれもパッとしない中年男性でしたので、型にハマらず自分勝手に暴走する甲本を「可愛い」「楽しい」「飽きない」と肯定しては誉めそやす。

 

 自分をありのままに受け入れ認めてくれたことへの「単純な嬉しさ」に、発達障害の特性のひとつでもある「
額面通りに受け取る」「社交辞令やお世辞・建て前と本音の境界線が分かりづらい」が加わり、おじさん……もとい中年の恋人を信じ切ってしまう。

 
 
  • 中年彼氏Aの年老いたご両親の「面倒」「介護」を押しつけられたり
  • 中年彼氏Bの別れた妻・子への慰謝料や養育費を毎月建て替えたり
  • 中年彼氏Cのリストラ後の生活費を稼ぐために昼夜を問わず働き、中年彼氏というヒモを飼育したり
 
 
甲本が中年彼氏へお金と時間と心を捧げている間に、中年彼氏が(甲本の頑張りによって生まれた余力や余暇・金銭を使って)ほかの女性と浮気 → 破局というのが毎回のパターン。

なぜ、誰がどう見ても「おかしい・怪しい・甲斐性なし」の中年男性を信じ切ってしまうのかと、当時は毎度毎度不思議でなりませんでしたが
 
●相談されない限り人の人生にも恋路にも口を出さない。
●人は失敗した時にしか学ばない。
●だから学ぶ機会を他人が奪ってはいけない。
 
 
というのが私の信条ですので、基本的には見てるだけ。私に火の粉が降りかからず、相談されない限りは傍観者に徹していました。
 
今思えば、こちらも発達障害の特性のひとつとされる『報・連・相』が極端に下手、苦手で尚且つ「相談したい(助けを求めたい)けれど、相談を上手くまとめられない」という部分が出ていたのだろうと思います。
 
 
 
そんな甲本に人生の転機が訪れます。

甲本の実に7回目の転職活動中のことでした。幼馴染でもある甲本から、おそらく生まれて初めて「HELP」と助けを求めるメールが入りました。助けて、ではなく「HELP」と一言。
 
この珍しい行動(助けてではなくHELP表記)も、私が大人の発達障害のカウンセラー/カサンドラ症候群のトレーナーとなった今ではその理由が分かります。理由が分かるというか、甲本の脳がどう動いたかが分かると言った方が適切かもしれませんが、それはそれとして――。
(つづく)
 

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