疲れたからちょっと無職になってみた

明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?

煙草をやめてよかったことは「あっ、禁煙席で♡」っていう時のみょーな誇らしさ

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40歳になったら煙草をやめようと決めていた。
 
やめられないかもしれない、とは思わなかった。腹が立つからやめてやる、と思っていた。なにに腹が立つかといえば「すべての医者に」――。

 

 

煙草をやめようと思ったきっかけは問診票

 
新規の病院に行くと飲酒や喫煙の有無が事前にたずねられる。待合室で書く問診票にも、事前予約時に入力するタイプの問診票にも必ずと言っていいほど、飲酒と喫煙について問われる欄があって
 
「1日にどのくらい飲むのか」
「1日にどのくらい吸うのか」
 
を記入しなければならなかった。
 
晩酌をするようになったのはこの1年で、それまでは1か月に1杯すらも自ら好んでお酒を飲むことはなかった。仕事終わりの一杯、カラオケで一杯、打ち上げで一杯、仕事がらみで誰かと。プライベートで誰かと。
 
その程度のアルコール摂取量だから問診票のお酒の欄はいたって綺麗なものだった。それにくらべて喫煙は……20年選手の喫煙歴。1日に1箱なんて少ない方で、放っておけば2箱がざら。
 
 
 

カサンドラ症候群きっかけで煙草をやめた

 
時代がどんどん嫌煙になって、煙草の値段がつり上がって、街から外灰皿が消えても、愛煙家の肩身が狭くなったと社会が叫んでも、肺も胸もいたまなかった。
 
 
でも病気になった。このブログの生命線でもある[大人の発達障害]を持つ人と近しい距離で接したことにより、心身のバランスがとれなくなった。
 
 
  • 眠りたいのに眠れない日々が続いた。病院に行った。
  • 頭痛が酷くなった。病院に行った。
  • めまいが酷くなった。MRIをとった。
  • ふらついて歩けなくなった。三半規管の検査をした。
  • 血を吐いて倒れた。救急で運ばれた。
  • 自害の恐れありと緊急保護された。
  • うつ病ではなく鬱状態だが、状況はかなり危ないと言われた。
  • 私に下りた診断結果は、カサンドラ症候群というものだった。
 
 
そのあたりのことは今日はおいといて、ありとあらゆる病院で「1日に吸う煙草の本数の多さ」について指摘を受けた。百害あって一利なしなんてことはよーく分かってる。
 
正直にいえば、煙草おいしくないなーって思ってた。3年くらい。どこかに「機会」とやらが落ちていたら、拾って手であたためて熟成させて、嫌煙できる機会にすっと使ってみたかった。
 
でも実際は空いた時間と唇をうめるように煙草を吸ってた。
 
 
カサンドラなんとかと煙草は関係ないはずなのに、それでもどの病院でも「煙草の本数多いですねぇー」って言われた。そのたびにどんな表情でどう答えていたのか、記憶にない。だってその当時の私は病んでいたから。カサンドラなんとかで。
 
 
 

苦労なくさほどの我慢なく卒煙・禁煙できてしまった

 
退院して自宅に戻ってソファに座ることもなく、カートン買いしてた煙草をゴミ袋に突っ込んで、マンションのごみ収集BOXまで捨てに行った。まだまだめまいは残っていたし足元はふらふらもしていたけど、心はクリアになってた。
 
 
あー今日から私は卒煙家。
私の肺は何年、何十年かけて"白"に近づいていくんだろう。
 
愛煙家だったくせに禁煙に成功したからといって、喫煙家に眉をひそめたり禁煙をすすめるような厄介なやつに私もなるんだろうか。なりたくないな、ならなきゃいいな。なんて思いながらエレベーターで部屋に戻った。
 
時はあっという間にすぎていった。
卒煙した日から、たったの1本も吸っていない。
 
そういえば、無言実行の人だとか有言実行の人だとかって、過去に何人かに言われたことがあった。だから信じられるとかなんとか。そういう芯の強いところを好きになったみたいに愛を告げられたこともあったかもしれない。今さら、みょーにてれる。
 
 
もしも煙草から百害がなくなって一害もなくなって、肺がんとやらがこの世から消えるか、ぜったいに肺がんが完治する特効薬が一般的に使われるいい時代になったとして、目の前に"新時代のやさしい煙草"が置かれたとして。
 
 
私は吸うだろうか――。
 
 
 

新時代のやさしい煙草と私

 
――吸わないかもしれない。
 
 
レーシックとか新しい美容整形とか、向こう10年20年でどんな副作用が出てくるのか分からないモノを疑ってかかる性格だし、なにより煙草特有のこげくささと、体によくないことをやってるっぽいところが「煙草吸い」に魅了された一因だったから。

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くさくなくて一害もなくて病気にもならない、万が一肺がんになっても痛くも怖くない煙草なんて、結婚するならちょうどいい人といったところか。結婚相手として親に紹介するならちょうどいいけど、女友だちには紹介しづらくて、一緒にいるところを過去の恋人に目撃されたくない感じ、というか。
 
「ああ、さいごのさいごは、安パイ(安全牌)にいったんだ」
 
って思われることに、まだもうすこし抗いたかったというか。いやいやいやいや、男のはなしじゃなくて、無害で安心な"新時代のやさしい煙草"には手は出しませんよーってはなしだった。
 
というか、元をただすと一昨日に思い付きで参加した『挑戦する40代・50代』というはてなブログのグループに向けて書いてみたんだった。
 

 
 
ああ、やっぱり書くってたのしい。40代ってけっこうたのしい。
 
「私はこうしてタバコがやめられたコンテスト受賞作品・優秀作品の部屋」とやらの存在をたった今はじめて知った。なんかくやしい。応募したかった。ちぇ。

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