大人の発達障害とカサンドラ症候群と

大人の発達障害とカサンドラ症候群に本当に必要なもの

怒られた記憶と直結している?「な・な・ど」な質問/発達障害とカサンドラ

 

 

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同じ質問をされても「相手次第」で答えにくくなる理由

 
ADHDが主役でアスペルガーがサブキャラ」←と自身を称する24歳の生徒が、大人の発達障害のトレーニングを開始させた当初このようなことを言っていた。
 
 
過去に一度でも怒られたことや過去に一度でも難しい顔をされた[←ここ重要]相手や、自分より明らかに立場が上の人・自分よりも賢そうな人・同性の先輩やお局さんから下記のように言われたら、

 

 
  • どうして○○って思ったの?
  • どうして○○したの?
  • なんで○○しなかったの?
  • なぜ○○だと思ったのですか?
 
 
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 
 
「怒られてるんだ!」「問い詰められてる!」
「またわたしは良くないことをしてしまったらしい!」
「きっとわたしは失敗したんだ!」
「だから、とりあえず先に謝らなきゃ!」
「怖い!」「責められてる!」と思ってしまうのだと。
 
 
 

質問ではなく「怒られている」と思い込んでしまう相手の特徴

 
 
 
  • どうして○○って思ったの?
  • どうして○○したの?
  • なんで○○しなかったの?
  • なぜ○○だと思ったのですか?
 
 
↑ は ↓ のように
 
  • どうして○○って思ったの!!
  • どうして○○したの
  • なんで○○しなかったの!!
  • なぜ○○だと思ったのですか
 
――といった感じで「」が付いているように、すぐさま脳内変換がされてしまうことも少なくない為、怒られてるんだ……また自分はよからぬこと・ミスをしてしまったんだ! だとしたら謝らなければ! と頭の中と心が委縮するのだという。
 
 
上記に挙げた解説は冒頭に挙げたとおり、過去に一度でも怒られたことや過去に一度でも難しい顔をされた[←ここ重要]相手や、
 
自分より立場が上の人、自分よりも賢そうな人、同性の先輩やお局さんから言われた場合に"発生しがちな脳内変換"だと多数の生徒がそれはそれは丁寧に教えてくれました。ってことはどうやら、あるあるなんだね。
 
 
それならば単純に友人や恋人、飲み会で知り合った相手から会話の流れで「どうして○○って思ったの?」「なぜ○○しなかったの?」問われたらどう思うのかというと――
 
 
 
 
 

いつも楽しそうに聞いてくれる相手の場合

 
  1. 「どうして○○って思ったの?」「なぜ○○しなかったの?」という質問を投げかけてきた相手が
  2. 俺/わたしの話を『いつも楽しそうに聞いてくれる人』だった場合
  3. 言葉を額面通りに受け取ることができる。よって安心して答えられる。
  4. ※ただし質問の回答になっていないこともままある
 
 
ここで重要になるのが『いつも楽しそうに聞いてくれる相手』という部分です。
 
つまり、俺/わたしを頭から否定しない相手・まずは肯定してくれる相手だと安心して言葉を額面通り=素直に受け取ることができると。
 
ですので友人や恋人という関係性だったとしても、必ずも↑こうなるとは限らないということ。これ……言ってることは分からなくないけどカサンドラにはちょっぴりツラい現実ですよねぇ……
 
 
●友だちだから、恋人だから
●妻だから夫だから家族だから
●「未来を一緒に歩んでいくつもりの大切なあなたにだから」
 
時には叱ったり注意しなければならないし、何度言っても改善されなければ怒号を飛ばしてでも時には押しつけてでも、正さなきゃならないことがある。それは別の言葉に置き換えると――『責任と覚悟の優しさ』。
 
 
たとえて言うなら、栗やウニ? イガイガ・トゲトゲに覆われているけれど、中身はとっても美味しくて味わい深い、というか。
 
 

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でもそれらのほとんどは多くの場合「否定・非難」と受け取られてしまう。この悲しさは――相手にも言いぶんがあるだろうし、発達障害の特性によってそう受け取ってしまうこともあるんだろうけど、それはそれとしても――カサンドラにとってはあまりにもツラくて悲しい、思いが報われない現実なんですよねぇ。
 
 
 
 
 

[初対面][ほぼ初対面]な相手の場合

 
  1. 「どうして○○って思ったの?」「なぜ○○しなかったの?」という質問を投げかけてきた相手が
  2. 俺/わたしと初対面・ほぼ初対面だった場合は
  3. 言葉を額面通りに受け取って発言 → 笑われたり、苦笑いをされたり
  4. 言葉を額面通りに受け取って発言すると笑われてしまうんだと思って、裏をかいた回答をすると → さらに笑われたり、苦笑いをされたり「はぁ?」という顔をされたり、「なに言ってるの?」という反応をされたり
 
・ 自分的には[質問に対して誠実に答えているつもり]なのに、どうしてこんなリアクションが返ってくるんだろう……と不思議に思ったり、居心地が悪くなったり
 
・ 早く帰りたくなったり、時には「いや、待てよ? むしろ楽しんでもらえてるのかも?」と嬉しくなってダムが決壊したようにいっぱい喋っちゃったり(笑)
 
 
 
 
 

怒られた記憶と直結している「な・な・ど」な質問

 
発達障害の特性を持つ人たちにとって「真意が分かりにくい・怒られていると感じる」質問ベスト4は、相手との関係性によってとらえ方がまったく異なるということ。
 
 
いつも楽しそうに聞いてくれる相手』だと思われている自覚のある人は、どうぞそのままでお願いします。
 
けれど、過去に一度でも怒ったり怪訝な表情を浮かべたり――相応の理由があったとしてもそれはそれ――対象者より立場や肩書きが上だったり、そんなつもりは微塵もなくても自分の存在や発言が「もしかすると対象者を委縮させているかもしれない」と感じたことがわずかにでもあるなら
 
 
  • どうして○○って思ったの?
  • どうして○○したの?
  • なんで○○しなかったの?
  • なぜ○○だと思ったのですか?
 
 
これらの表現方法にちょっぴりひと手間加えてみませんか? 
 
めんどうくさい! なんでこっちがそこまでしなきゃいけないの?! そこまでしなくてもふつうは分かるじゃん! 毎日忙しいのに試行錯誤なんてしてられない! 
 
そう思ってしまう気持ちは痛いくらい分かります。
だって私もカサンドラ症候群経験者ですもの。
 
だから私は発達障害のあった元夫や元アシスタントを「日本に留学してきて半年経ったばかりのブラジル人男性・我が事務所で文化交流と職業体験に来ているフランス人の女の子」と思い込むようにしていました(笑)

otonanohattatsushogai-cassandra.hatenablog.com



 
 
通じなければストレスになるだけ。
通じなければお互いにぶつかり合うだけ。
伝わるように伝えること」ができれば、きっとかわります。
 
多少の時間はかかっても、もとい。多少の時間はかかるけど ←
 
 

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そういえば幼少期に「なんで言うことを聞いてくれないの!」「ママが忙しいって分かってるはずなのにどうしてそういうことをするの!」「何度言ったらわかるの! あなたはなぜママの気持ちを分かろうとしてくれないの!」――と、幾度となく母から怒られたものです。兄も私も、父も(笑)
 
 
発達障害の特性を持つ人にとっては、本人の意識下で「なぜ・なんで・どうして」という言葉は怒られた記憶と直結しているのかもしれません。だから恐怖を感じて委縮してしまうのかもしれません。

子どもの頃の記憶って私達もそうですけど……案外、鮮明に残ってますよね。
 
 
 
 
 

わかりづらくて答えにくい質問の仕方をアレンジ

 

どうして○○って思ったの?

 
どうして○○って思ったの?
『ほぉ~なるほど~! そういう考え方もあるんだね! じゃあ、○○だと思った理由を3つ教えてもらってもいい?』
 
 ※3つは例の数字です。その場に応じてアレンジなさってください。数字で限定する方法は、グレーな曖昧ではなく白黒はっきりで分かりやすいです。
 ※会話の冒頭に肯定や共感を添えてから、というのもポイントです
 
 
 

どうして○○したの?

 
どうして○○したの?
『1つだけ質問があるんだけど、聞いてもいい? ××じゃなくて○○にしようと思った理由ってなーに?』
 
※この場合は「1つが良い」です。2つ、3つ質問があるんだけど……は、テンパっちゃいます。委縮しちゃいます。
 
 
 

なんで○○しなかったの?

 
なんで○○しなかったの?
○○って大変だよね、俺/わたしも苦手だった。わたしは○○の××なところが大変で嫌だったんだけど、あなたは?』
 
※答えや答え方のサンプルを先に簡単に提示してみる
 
 
 
 
 

どうして/なぜ/なんで=『広大な敷地』=答えを探すには広すぎる

 
いかがでしょうか。
 
 A. 思っていたほど難しく手間がかかるひと手間じゃないじゃん! と感じられた方もおられるでしょう。
 
 B. 「そういうやり方はもうすでにやり尽くして、それでもダメなんだよ……」とやさぐれモードに入ってしまっている方もおられるでしょう。
 
 C. 「この人のために、この子のために、頑張ろう……ひと手間くわえて分かりやすくしてあげよう……」という気力すらも湧かないという方もおられるかと思います。
 
 
私は医師ではありませんので断定はできませんが、BおよびCの方の胸に灯る『危険を報せるランプ』が点灯しているように思えます。
 
医療の手を借りる、心の状態に寄り添ったお薬を処方していただく、カウンセラーにありままを吐きだし「共感される喜び」や「頑張りが認められて実を結ぶ安らぎ」を思いだしていただきたいです。
(つづく)
 
 
 

#凸凹短歌 0009

 
なぜなんだ? わけがわからんその言動
お互いさまで思ってる
 

 

大人の発達障害レーニング/カサンドラ症候群カウンセリング・トレーニン

 
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