大人の発達障害とカサンドラ症候群と

大人の発達障害とカサンドラ症候群に本当に必要なもの

発達障害を持つ人が「真意が分かりにくい・怒られていると感じる」質問ベスト4

 

 

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大人の発達障害のトレーナーを始めたばかりの頃「この人はなぜ今そんな反応・返答をするのだろう?」と不可思議さと妙なズレを感じることは多かった。
 
「最近どうしてた?」
「最近どうですか?」
 
 

最近どう? への模範解答【基本編】

 
特段なにごともなく平穏無事な日々を送っていたなら……「とくになにもなくて逆に恥ずかしいくらいです(笑) あなたは?」と訊き返してみる。
 
 
嬉しいことや楽しいことがあって、そのことについて話をしたいと思ったなら……「ちょっとだけ嬉しいことがあったんだけど、聞いてもらってもいい?」と相手にたずねてみる。※悲しいことや腹が立つようなことがあった場合も同様に。
 
 
  •  【注1】 相手に時間的・精神的な余裕があれば「いいよ」って言われるでしょうから、話せばいい。目安としてまずは5分程度話して相手の様子を見ましょう。
  •  【注2】 相手に余裕がない時、「最近どう?」が本当に挨拶と同等だった場合も相手は「いいよ」って言うことがままあります。とくに大人は社交辞令の一環としてそのように対応することが多いでしょう。
  •  【注3】上記2つの見極めは、発達障害の特性があると正直なところ難しいかもしれません。
 
 
ですので
 
 ① 見極めなくても、自分のしたい話ができて
 ② 相手に「社交辞令で"いいよ"って言っただけなのに話すのかよ……」と思われることなく
 ③ 最長でも5分で話を終えられるトークの構成力とコミュニケーション方法を身につけることができれば
 
すべてまるっと解決です。発達障害の特性を活かしたトークの構成の仕方とコミュニケーション法を弊トレーニングでは教えています。
 
ここでその全容を書かないのは、もったいぶっているわけではなく――それもなくはないけど!――発達障害とひとくくりにしても『特性の出方』は個々人で異なりがあるため、その個性に合わせた指導を行っているためです。
 
 
 
 
 

相手の真意が「わからない」グレーな質問リスト10

 
以下は弊トレーニングを受講していた・受講している大人の発達障害の特性を持つ生徒(200名超)やADHDの特性を持つ親友などから、ちょくせつ教えてもらった『俺達・私達にとって答え方に困ることの多いグレーな質問10本』です。
 
 
  • どうして○○って思ったの?
  • どうして○○したの?
  • なんで○○しなかったの?
  • なぜ○○だと思ったのですか?
  • 今日はどんな日だった? ※昨日は/先週はなども同様
  • 明日はどんなことをするの? ※休みの日はなにしてる? なども同様
  • (私は/俺は)どっちでもいいから、あなたが選んでいいよ
  • ○○っぽくなるようにやってみて/あんな風にやってみて/いい感じに仕上げてみて/なんでもいいけど女子が好きそうな感じに
  • ○○さんがいつもしてるような感じで、あなたもやってみて
  • (今)どんな気持ち?/(今)なにを思ってる?/(あの時)あれを見聞きしてどう思った?
 
 
上記は順不同であり、まだまだありました&あるそうですが、すべてを列挙するのはあまりにも大変なのでひとまずリストアップした10本でお許しいただきたいっ!
 
お分かりいただけるでしょうか? これらは私達の多くが日常的に使用している言葉です。なんなら当人達が口にしていることも多々あります。自分は言うんかいっ(笑)!
 
 
 
 
 

怒られているのか・理由を訊かれているのが分からない質問ベスト4

 
  • どうして○○って思ったの?
  • どうして○○したの?
  • なんで○○しなかったの?
  • なぜ○○だと思ったのですか?
 
質問をされているのか、怒られている(責められている)のかが分かりづらいのが上記の4つなんだそうです。
 
 
  • どうして○○って思ったの!!
  • どうして○○したの
  • なんで○○しなかったの!!
  • なぜ○○だと思ったのですか
 
といった感じで「」が付いているように一瞬でも感じてしまうと、怒られてるんだ……また自分はよからぬこと・ミスをしてしまったんだ……と、頭の中と心が委縮し
 
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
 
  1. パニックになったり
  2. 思考が一時停止したり
  3. 頭と心を落ち着かせるためにお手洗い等に(何度か)立ったり
  4. どうやら自分はミスをして相手を怒らせてしまったみたいだから――「ごめんなさい」「すみません」と口走ったり
  5. 自分なりに、相手が怒っている原因を「コレか? アレか?」と頭の中で慌てて探し出し、思いつくままにそれらを口にすると……言葉数が多くなって『言いわけするな!』と叱られたり
  6. 詳しく説明すれば分かってもらえるかも……? と、1から100までを話し始めて『そんなことを聞いてるんじゃない!』と怒鳴られたり
 
↑ ↑ ↑ ↑ ↑
 
こういった状態になってしまっている時に、相手から更に「分かってる?」「聞いてる?」「で、どう思ってるの?」「黙ってないでなんとか言いなさい!」などの追撃があると
 
 
「どうすればいいのか具体的に言ってよ!」
「君の/あなたの、好きにすればいいだろう!」
「そんなことを俺/わたしに聞かれても分からないよ!」
 
と反射的に思ってしまったり、言ってしまったり。けれど、そうなると事態はさらに悪化の一途を辿ることとなる。
 
 
 
 
 

グレーで曖昧な質問は、お互いにとって終わりのはじまり

 
相手からは「……逆ギレ?」「なんでこっちがキレられなきゃいけないの?」「意思疎通がまったくできない、あなたはわたしの気持ちを分かってくれない」
 
「どうしてこっちの言いたいことが分からないの?」「もういい! 他の人に頼むから」などの反応を示されてしまったり。
 
肩や鼻先で大きなため息を吐かれて「呆れた」「疲れた」「話しても無駄」などの意思表示を受けてしまったり。
 
 
――こういったことがほぼ日常的にあった。職場で、恋人とのあいだで、友だちや仲間とのあいだで。家族のあいだで、夫や妻とのあいだで――と、生徒や親友はかつてよく言ってました。それはとても悲しそうに、でもどこかで諦めたように。
 
 
 
 
 

自分を責めてカサンドラ症候群に、そして鬱状態に

 
恥をしのんで書きますが、私も言ったことがあります。
 
大人の発達障害があると離婚してから判明した元夫に対して、私が本格的なカサンドラ症候群になったきっかけのアシスタント(簡単な詳細はプロフィールページにて記載)に対して
 
「言いわけはもう結構、理由を聞かせてよ」
「なんで分からないの? 昨日も説明したじゃん、聞いてなかったの?」
 
って。発達障害という障害があることも、名称そのものも知らなかったし、発達障害がどういうものなのかをまるで知らなかった頃の話です。けれど、言葉の刃でたくさん傷つけてしまったのだな……と今さらながらに思います。
 
だけど、発達障害の専門家である医師やカウンセラー・トレーナーに言われた言葉が、自分を責めてカサンドラ症候群と並行して鬱状態になっていた私を救ってくれました。


 
たしかに言葉の刃でたくさん傷つけてしまったかもしれません。

でもその刃は、あなたの心が壊れないように、あなたを守るために戦ってくれていた刃でもあるんですよ。
 
 
人を傷つけていい刃があるとは思えない。
同様に、自分自身を傷つけていい刃だってあってはいけない。
 
 
だから私は、大人の発達障害の特性を持つ人のトレーニングと、カサンドラ症候群に苦しむ人のカウセリングやサポートを、両方で行っています。

この世の中から1本でも悲しい刃が減ればいいなーなんてキレイごとを心から思ったり願ったり、でもやっぱり疲れる日もあったりしながら。
 
 
次回以降の更新では発達障害の特性を「持たない人」が、特性を「持つ人」にとって分かりやすい表現=白黒表現で伝えるコツについて書きたいと思います。
 
ひとまずは今回挙げた『相手の真意が「わからない」グレーな質問リスト10』を、分かりやすい白黒表現にアレンジしてみます。お楽しみに~
 
 
 

#凸凹短歌 0008

 
ハリネズミと亀のようだと懐かしむ
「トゲ」と「甲羅」で戦った日々
 

 

大人の発達障害トレーニング/カサンドラ症候群カウンセリング・トレーニング

 
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