大人の発達障害とカサンドラ症候群と

大人の発達障害とカサンドラ症候群に本当に必要なもの

悪気はないのに神経を逆なでる失言・暴言で怒らせてしまう、どちらも苦しい発達障害とカサンドラ~カサンドラ症候群対策[7]

 

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今から5年ほど前、「AKBの中にいそう」という男性からの言葉を「嫌だ」「嬉しくない」と答える女性は全体の8割以上だというニュースが、ネットを中心に駆け回ったことを記憶している人も多いんじゃないでしょうか。
 
つい最近、某女性芸人がそういったことをネタで言ったら炎上したとかなんとかってニュースも見たけれど、今ごろ言う? という感じ。
 
 
なにも私は48グループの悪口を言いたいわけでもなんでもなく、片方は少なからず「褒め言葉のつもり・喜んでくれるだろうと思って発言」しても、もう片方がそれを「馬鹿にされてる・酷いことを言われた・どういう意味?!」と受け取ることはわりと頻繁にあるものだなってこと。
 
そういった【言葉のイメージの認識の差を埋める表】を3人で作成したら、驚く違いが目に見えた――。

 

 
 
 
 
 

どうしてそんな酷い言葉・暴言・空気の読めない発言をしてしまうの?

 
発達障害の特性を持つ人と接していると、
 
  • 今ここでそんなことを言う? 
  • そういう言い方をしたら誤解を招いちゃうよ?
  • そんな風に言わなくても……
  • もう少しオブラートに包んだ言い方をしないと、相手が傷つくじゃん
  • あなたの意見はあなたにとって正論かもしれないけど、正論がいつも誰にでもどんな時も平等で、正しいわけじゃないでしょ? 
 
 
等々と思わされる場面に出食わすことは正直、少ないとは言い難い。元夫が、失恋から立ち直れない妹へ投げかけた言葉も、やはりそう感じるものだった。
 
 
 >「俺はメリハリのある体が好きだけど、世の中には寸胴体型っていうのかな? 幼児体型が好きな男もいるから心配すんな」
 
 
――怒り任せに元夫を罵倒することよりも、私は「言葉の持つイメージ」の認識の差を埋めていくトレーニングを選択した。
 
 

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その理由とともに詳しい経緯と『表』の作り方は前回の記事【図解】「言葉の持つイメージ」の認識の差を埋めていく、大人の発達障害のための実践トレーニングをご覧いただけると嬉しいです。
 
 
 
 
 

発達障害の特性を「持たない人」の認識

 
なにぶん、10年近くも過去のことですので一言一句当時のとおり……とはいきませんが、元夫の妹と私の言葉の持つイメージは概ね下記のようだったと記憶しています。
 
 

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あくまでも個人の見解なので「じゃ、あんたの体はくびれてるのか!」などの頓珍漢な方向からのクレームはお止めください。そんな話をしてんじゃない。
 
個人差はあれど、メリハリの効いたいわゆる"ナイスバディ"に対しての世間一般のイメージはおおよそポジティブなものが多いんじゃないでしょうか。
 ポジティブとは前向きな性格を意味するものではなく、正負でいう「正」、プラスマイナスでいう「プラス」を単純に意味します。
 
 
言葉にこそしなかったけれど、妹と私は、『兄=元夫は男性だから、我々女性のイメージよりも「直球的」「セクシャル寄り」になるだろう』『幼児体型・寸胴体型を遠慮なくケチョンケチョンに言うだろう』と予想していた。
 
 
 
 
 

発達障害の特性を「持つ人」の認識

 

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――俺はメリハリボディが好きだとかなんとか言ってたわりに、メリハリボディに対するイメージはなんだかあまりよろしくない。金や権力になびく、生意気で高飛車な女とでも言わんばかり。
 
それに反して、幼児体型・寸胴体型に対するイメージの良いことったら良いこと! 総じて「可愛い」「愛しい」「守ってやりたい」ときた。
 
 
無言で見つめ合う妹と私の真向かいで、私達の書いた表を指さしながら「なんだよこれ酷いな~!」「寸胴可愛いじゃんか~!」と笑っている元夫。
 
 
 >「俺はメリハリのある体が好きだけど、世の中には寸胴体型っていうのかな? 幼児体型が好きな男もいるから心配すんな」
 
 
これだけ認識に差があるとなると、1つ1つ確認していくしかない。
 
 
 
 
 

「認識の差」を埋める前に「認識の違い」を知ろう

 
【問1】メリハリのある体が好きだ、って言ってたわりにメリハリボディに対するイメージがあまりよくないのはなぜ?
 
【答1】自信過剰で生意気な女性が、俺の前でだけ素直で可愛い女の子になっていく姿に愛しさや可愛げを感じるから。
 
いまいち質問の答えにはなっていないけれど(笑)これに関しては分からないでもない。俺にだけ見せる顔、私だけが知っている素顔の彼……みたいなものって「恋の醍醐味」でもあるし。問題はそこじゃない。重要なのはこっち(↓)だ。ついつい私情を挟んでしまった。←?
 
 
【問2】あなたにとって寸胴体型や幼児体型は「褒め言葉」なの?
【答2】そうだよ、表に書いたとおり。だって可愛いじゃん。
 
 
【問3】ではあなたが妹に向けて言った「世の中には寸胴体型っていうのかな? 幼児体型が好きな男もいるから心配すんな」を、別のもっと分かりやすい、端的な表現にするならどんな感じのセリフになると思う?
 
【答3】おまえは良い奴だし可愛いから、もっとおまえに相応しい男がいつか現れるから心配するな、かな。ハズカシ~! 言わせないでよ~!
 
 
 
 

「認識の差」を受けいれられない方が悪いの?

 
 
幼児体型・寸胴体型を「ネガティブ」に認識している私達と、愛しいもの・守ってやりたいと感じるものの象徴として「ポジティブ」に認識している元夫の差に驚愕した。
 
 
それとともに「この差」を面白がってもらえる場や、面白がってもらえる人達の輪の中に入ることができれば、特性は稀に見る愉快で貴重な個性になる。
 
しかしこの差が、この日の当初の私達のように「どういうつもり?!」「どうしてそんな酷いことを平気で言えるの……」と思ってしまう『いわゆるふつうの感覚・世間一般の感覚が必要とされる場』で出てしまうと、特性は人の心を平気で傷つける悪の対象とされてしまう。
 
 
 
――ひとまず誤解はとけたし、なんなら「妹思いのとっても良いお兄ちゃんだった。めでたしめでたし」となった。
 
しかしこれからの長い人生、失言があるたびにこんな風に膝を突き合わせて「表に記入して認識や見解の差を埋めていく作業」をとるのはちょっと疲れるかもしれない……。
 
大人なんだから、しかもいい大学を出ていい勤務先で働ける立派な大人の男なんだからそのくらい自分で気づいて勉強してほしいもんだわ……と思ってしまった私がいた。
 
 
けれどすぐにその考えを打ち消す私もいた。恋人同士の期間を経て夫婦になって数年、私に対する酷い失言は(私が鈍感なのかもしれないけれど)数える程度しかなかった。
 
だからそんなに心配することもないのかも! と思うと同時に、結婚して1年目のお正月早々の大喧嘩――原因はもちろん元夫の失言――を思いだしていた。新年早々あんなにもブチ切れたのは、後にも先にもあれ1度きり。
 
その話も絶対に書いてやろう。あれは怒りに声と体がふるふると震えて止まらず泣き狂った、今となってはほろ苦くも憎らしく……でもやっぱり腹立たしく、でもほんのすこし愛しくも懐かしい思いででもある。
 
 
今も忘れない『言葉選びのミスと認識の差』が生んだ、悪夢のお正月。
 
 
 

#凸凹短歌 0006

 
誰をもが自分の「ふつう」が「普通」だと
思っているから『悲し差』生まれる
 
(補足)恋をしている時は、お互いの違いが新鮮で『愛し差』だったはずなのに……ね

 

 


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