疲れたからちょっと無職になってみた

明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?

アスペルガーに特に多く見られる「時間の体感」の違い│あなたの5分と私の5分は「同じですか?」

 

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2か月以上も更新が空いてしまった。カサンドラ症候群に苦しんでおられる方と、ご自身のADHDの特性(アスペルガーの要素もあり)に振り回されて悩んでおられる方から、トレーニングの申し込みをいただき、その方々へのスタートアップに時間を費やしていました。
 
 

時間の「体感」の違い/大人の発達障害

 
私の指導のもと、大人の発達障害――アスペルガーとADHDに限定しています――のトレーニングを受けている生徒の多くに共通していたことの1つに「時間の体感がふつうとはかなり違う」というものがありました。
 

 

 
どちらかというと、これはとくにアスペルガーが強く出ている人に見られることが多いかも?
 
 
 

5分は長いか短いか/大人の発達障害

 
私がまだ大人の発達障害の新人トレーナーだった頃の話です。
 
アスペルガーの特性を強く持つ生徒とのレッスン中のことでした。5分間のトイレ休憩から、生徒さんがなかなか戻ってきません。
 
しかしスカイプだったかLINEだったのビデオ通話で繋がっている為――トレーニングは主にビデオ通話で行います――生徒の行動音や生活音は聞こえています。
 
時計を見ると、すでに20分が経過していたため大きな声で呼びかけました。
 
 
「ねぇねぇ! なにしてるの?」
 
すると、大きな声でこのように返ってきました。
 
「お茶飲んでますけど?」
 
 
――①慌てる様子も(待たせていることを)申し訳なく感じている様子も微塵もうかがえず、ただただ「お茶飲んでますけど、それがなにか? お茶飲んでること、わかってるでしょ? なに言ってるんですか? 」くらいのニュアンス。
 
 
前述したように当時はまだ私も、大人の発達障害の新人トレーナーでしたので、腹が立ちました。頭にきました。正直にいうとムカつきました。
 
 
 

時間の体感の違いは、人を怒らせる・悲しませる

 
 
「お茶飲んでますけど、じゃないでしょ! 5分休憩だって言ったのに何分待たせるの! いい加減にして」
 
 
すると生徒さんは②「えっ……?! もう5分経ったんですか? すみません!」とさっきまでとはうって変わった恐縮しきりの様子で、慌ててカメラの前に戻ってきました。
 
 
そして③「すみませんでした、申し訳ありません」と④表情の消えた顔で何度も謝ります。そこからはなにを教えても、相手を過分に待たせることの無礼や、その際の相手の気持ちをどれだけ説いても、⑤生徒にはなにも響いていないようでした。
 
上記①~⑤に心当たりあり! と思っている方も、「あるある……」とげんなりされている方もおられるのではないかと思います。
 
 
 ① 自分が分かっていることは、相手も分かっているはずという思い込み
 ② 相手を過分に待たせていることに気づいていなかった
 ③ 「なにがどう迷惑をかけてしまったのか」ではなく「また迷惑をかけてしまったらしい」ことに対しての反復謝罪
 ④ 頭の中がパニックになったり、思考が停止している状態
 ⑤ 「また迷惑をかけてしまったらしい」ということで、頭の中の道路が埋まってしまい、もう誰の言葉もなにも入らない
 
 
 
うちの生徒――大人の発達障害の改善トレーニング受講者――がこれを読んだならば……「私もそうでした!」「僕もそうだった!」と、かつての自分を振り返り笑っているかもしれません
 
 
この時間の体感の違い、自分の5分と相手の5分を「」にする方法は、実はすごく簡単なのですが長くなったので今回はここまでといたします。